1997年7月28日、東京都内に僕は生まれた。至って普通の人生を過ごしてきたのだが、僕は今大学を休学し、YouTuberという道を進んでいる。
___始まり。
僕は、2017年から友達に誘われ、YouTuberというものを始めた。そこから僕の物語は始まった。

それまでの人生は、教師という職業を目指して、真面目に勉強をし、中学校では部活、高校では文化祭を本気でやり遂げた。それからめちゃくちゃ勉強をして、国立大学の教育学部に入った。
高校を卒業してからのとある日、僕は友達に、

「どうやらYouTubeというものが流行ってるらしい」
「タイガは編集ができるんだからやればいいのに」
そんな事を言われたのを覚えている。
YouTubeを始めてから、こうやって友達と笑っているだけでお金を稼げたらどれほど幸せだろう、と感じるようになった。
そしていつからか、自分にファンという存在がつき始めた。
___教師の道。
僕が教師を目指していた理由は、勉強を教えたいからでも子供が好きだからでもない。僕は自分のクラスを持って、その生徒たちの夢を誰よりも応援できる存在になりたかった。人生に深く関わって、より良い人生へと導きたかった。それが教師になりたいと思っていた理由だ。
自分にファンがつくようになって、僕はこのファンになら自分の声は届く、そう確信した。その瞬間、僕はこの道を歩んでいくことに決めた。
しかしうまくはいかなかった。10ヶ月やって登録者は2000人。それぞれの道があり、日程もうまく合わせられず、1年経たずしてチームは解散した。しかし、それでも諦められなかった僕は、大学の友達を誘ってまた0から始めた。
___0からのスタート。
そして、2018年1月、ルーズリーフというグループが始まった。

”ゆるく楽しく明るく”というテーマで、自由気ままにYouTubeをやった。そして3ヶ月で登録者が5000人にまで増えた。
この時初めて、僕はこの道に専念していこうと、本気でYouTubeに挑んでいこうと決めた。そして、国立大学を休学することを決意した。単位も人並みに取っていた。このまま普通に過ごせば、卒業することもできた。にも関わらず僕は、休学をした。中途半端な努力では、この道で勝ち上がれないと思っていたから。
それからはYouTubeのことだけを考え続ける毎日だ。普通の大学生として楽しさは全て捨てた。僕はYouTubeに全ての時間と労力をかけた。
その中で、数々のメンバーが入れ替わり、不安定なチームだと思われたことも少なくない。その理由は簡単で、それぞれのやりたいこと、それぞれの進みたい道、それぞれの想い、それぞれのゴールが YouTube ではなかったからだ。
それでも前に進み続けた。企画・編集・チャンネル運営、全て僕がやった。UUUMネットワークからUUUMの専属クリエイターになり、イベントやライブでも100人以上の集客ができるグループになった。このまま頑張れば、大学卒業までにYouTubeで生計を立てれるかもしれない。そんなことを考えながら、日々、YouTube活動に明け暮れた。
大学の卒業が近づき、一人一人が自分の道を真剣に考え始めた。その中で、再生数やチャンネル登録者数の伸び悩みや、現状の収益等が、僕らの未来への不安を煽った。そしてなんやかんやで、2020年3月登録者9.5万人、ルーズリーフの活動は幕を閉じた。わけでもないが、それぞれ個人で活動していくことになった。また、0からだ。
___3度目の挑戦。
人生の全てを賭けて積み上げてきたものが消えた。あと一歩で10万人というところまで上り詰めたものを手放してしまった。
僕はまた、0から夢へと挑んでいく。

僕は、必ず夢を叶える。
叶えるまで、何度でも立ち上がる。
そんな僕の人生を、どうか見ていてください。